薄毛に良い成分を食事で摂る

夕ご飯

育毛のことを考えるのならば、いろいろと気を付けることがたくさんあります。毎日摂る食事もその一つです。そこで、体に良い食事、薄毛に良い食物について考えていきたいと思います。

髪が育つための栄養素は実にたくさんあります。しかし、これだけがいいのだ、と思い込み単品だけを摂取するのは考え物です。例えば髪にはフコイダンが良いと言って、フコイダンばっかり食べていると、かえって弊害が出ます。やはり食事、そして栄養バランスは偏らないことが大切です。

 1.相乗効果のある食事

昨夜の晩御飯を思い出してみてください。家庭で食べるご飯になると、ご飯に味噌汁、おかず・・・といったようにいろいろな種類のお皿が並んでいたのではないでしょうか。

朝食でも夕食でもいろいろな食材を組み合わせて調理をし、食事を作ります。肉料理にはサラダや野菜の付け合せを一緒に盛り付けるといったように、彩や栄養のバランスを考えた食事はまた、食欲をそそります。薄毛に良い栄養を、それも効率よく、美味しい食事でたくさん摂れたらいいですよね。

そのようにして是非摂取してもらいたい成分をピックアップしてお話をしていきたいと思います。

 1-1.亜鉛を摂る

必須ミネラルで、男性の元気の源であり、代謝を良くしてくれる亜鉛ですが、どれだけ意識して摂っても亜鉛は体外に出されやすい成分です。亜鉛は射精すると出て行ってしまいますから、よく性欲の強い男性はハゲている、ハゲている男性は性欲が強い、とも言われるのです。

実際亜鉛自体はセックスミネラルとも呼ばれ、性欲増強にも効果があると言われますからあながち冗談ではないのかもしれません。この亜鉛はビタミンCと一緒に摂れば、吸収は促進されます。牡蠣にレモン汁をかけて食べる、という具合にすると、栄養価も吸収率も上がります。

出来るだけ毎日摂取することが大切ですから、大量に牡蠣を食べたからしばらく亜鉛はいらない、ということはありません。まとめて摂るよりも、毎日少しずつが肝心です。アーモンドやくるみなどのナッツ類などにも含まれていますので、ちょっとしたおつまみやおやつとして口にするといいですね。

 1-2.カプサイシンをおいしく食べる

育毛にはカプサイシンやイソフラボンの摂取が効果的
カプサイシンとイソフラボンの組合せというのは考えにくいかも知れません。唐辛子の成分であるカプサイシンは、発汗作用や脂肪燃焼の促進効果などがありダイエットではよく聞く言葉です。カプサイシンは冷え性の改善にも効果的ですし、入れすぎると刺激は強くなりますが、育毛剤にも含まれていることがあります。

また、イソフラボンは女性ホルモンに似た作用がある、ポリフェノールの一種です。カプサイシンとイソフラボンを一緒に摂ると、髪の成長と発毛の源である毛母細胞を活性化させます。豆腐と唐辛子を中華味噌で煮込んだ料理などを食事に取り込むとよいでしょう。また、納豆にラー油を足すとピロリ菌に効果がある、と一時期言われたことがありますが、これもイソフラボンとカプサイシンの組み合わせなので育毛にも効果的となります。

ただ、カプサイシンは大量に摂取すると胃粘膜等に炎症を起こす場合があります。美味しいと感じる程度に食べることをおすすめします。これも毎日少しずつ摂取する方が良いようです。

 1-3.シスチンをたくさん食べる

髪はタンパク質で出来ています。そのタンパク質はアミノ酸で出来ていますが、髪に大きな影響をもたらすものがシスチンです。タンパク質を胃で分解するのに使われるのが、ビタミンBで、それを運ぶ役目がビタミンCです。シスチンは牛肉や魚に含まれていますので、牛肉と赤ピーマン黄ピーマン等で炒めた食事がおすすめです。

また、シスチンは体内でメチオニンから生成されます。メチオニンが含まれているのは大豆、のり、チーズ、鶏肉などです。これらを使った料理を取り入れることで、体内でもシスチンが生成されるため、育毛に効果を発揮してくれます。鶏肉のチーズ焼きなどは手軽にできてお勧めです。

 1-4.ジンジャーで温まる

その他の成分
薄毛の原因に血流不足が上げられます。血行が悪いと頭皮が固くなり、栄養も行きわたらずに毛が細くなる、抜け毛が増えるといった悪影響をもたらします。生姜にはショウガオールという成分があり、身体を温め、新陳代謝を活発にしてくれます。生姜を食べることで血行も良くなり、代謝も上がって頭皮環境を改善することが出来ます。煮込み料理に生姜を入れたり、ドリンクにしたりして体に摂りいれましょう。

ショウガは女優さんなどでも身体を温めるために摂取している人が多いです。すりおろしたショウガをたっぷりと紅茶に入れたショウガ紅茶などは愛用している人が多くいます。また、しょうがをスライスしてはちみつにつけたものを常備しておいても手軽に取り入れることができるでしょう。

水分補給
成人で必要な水分は、平均1.5~2ℓだと言われています。体からは、常に汗などで水分が出ているので、水分補給は欠かせません。水分を十分に摂った生活をしていると、血流もスムーズになり新陳代謝も活発になります。代謝が良くなると皮脂バランスも良くなり、頭皮環境が整っていきます。

一度に取るのは難しいので、一日のうち朝にどのくらい、昼にどのくらい、とある程度決めていてこまめに水分補給をすると案外飲むことができます。常に水筒などに持ち歩くといいですね。コーヒーは利尿作用が強くカフェインが多いので、ノンカフェインの麦茶等を上手に利用するといいでしょう。

同じお茶でも緑茶などはカフェインが多く入っていますが、カテキンも含まれています。カテキンは薄毛に対する効果がある、と言われますので1日1杯は取り入れるといいでしょう。

血流を悪くする食べ物を控える
逆に、血管を詰まらせてしまうものに脂質や糖質があります。インスタント食品やお菓子、偏った外食などを摂りすぎると、皮脂が過剰に分泌されたり、血行不良を起こすことがあります。頭皮環境には良くない状態です。

ですから、甘いスイーツなどは大好きでもできるだけ避けた方がよいでしょう。基本的にダイエットの敵だと言われるようなものを避けていくと、髪の毛に悪いものも避けることができるようになっています。

薄毛が気になりだしたら、今までの食事を思い直し、高タンパク質低カロリーな食事に切り替えていきましょう。それに加えて生活改善をしていくこともお勧めします。食事の時間をある程度決める、夜遅い食事は避ける、そして成長ホルモンがたっぷり分泌される22時から2時の間はできるだけ寝るようにする、などです。

また、適度な運動を取り入れることで血行が促進されますし、身体が適度に疲れ、ストレスも解消されて精神的な負担が減るため、早く寝ることが出来るようにもなります。
食事の内容を整え、生活習慣の改善を少し意識すると育毛のための環境が整えやすくなりますし、栄養も有効に働くようになります。ほんの少しだけでも意識して生活するようにしてみてください。

しかし、何をしてもどうも有効でないような気がする、という場合には、本気でAGAの治療を考えた方がいいのかもしれません。その際には一度無料カウンセリングを受けてみることをお勧めします。