「頭頂部の分け目が気になる」「生え際の薄さが気になる」。女性なら、特に気になるところを隠したいと思うのは自然のことです。「薄毛隠し」より頭皮や髪のケアをすることが大事ですが、どこかへ出かける時でもさっと薄毛を隠せたら、おしゃれも楽しめます。
1.女性の薄毛隠し
女性の薄毛隠しにも、様々なものがあります。増毛スプレーや頭皮や髪に振り掛けるタイプのものなどがありますが、成分に女性には不適切なもの、AGAの治療に使用する「プロペシア」は女性が使ってしまうと様々な副作用を起こす危険があるので、成分表をよく確認して使うべきです。
塗るタイプとしては、ファンデーションやクリームタイプなどがあります。これらも育毛成分が入っていたりするので、成分をよく確認して使用しましょう。最近はブラックやブラウンだけでなく、カラーも種類が多くなっています。気軽に使えることがメリットだと言えます。
別のタイプとして「かつら」があります。気になる場所だけに使うことが出来、部分用や全体用の「ウィッグ」が売られています。昔と違って、ブローはもちろん、パーマもカラーも出来るウィッグが存在します。普通にシャンプーで洗うことが出来るので清潔に使用できて、何度でも使える、髪をセットする手間が省けることが魅力です。
1-1.薄毛用ファンデーション
薄毛隠しや白髪隠しに頭皮と髪用のファンデーションがあります。カラーもバリエーションがあり、薄くなったところを自然に隠すことが出来ます。成分には育毛成分やヘナが配合されているものもあります。
使い方は簡単で、肌に塗るように地肌が目立つところにパフを使ってファンデーションを塗ります。重ね付けると濃くできたり、薄付けで軽い感じに仕上がります。落とすときも簡単で、シャンプーで落とすことが出来ます。持ち運びにも手軽で、旅行などにも持っていけます。
地肌に直接塗るので、頭皮にダメージを与えてしまう可能性があります。ファンデーションの粉が毛穴に詰まると炎症を起こしたりかゆみの原因にもなります。使用した後はしっかりとシャンプーでファンデーションを落としましょう。
1-2.ウィッグ
薄毛を隠すものにウィッグがあります。部分用やフルウィッグがあり、髪が薄くなったところをボリュームアップさせることができます。昔のかつらと言えば風が吹いたり運動したりすると、ずれてしまったり外れることもありました。今のかつらは取り付ける部分がメッシュで出来ていて自毛と一体化させ、特殊な留め具で止めるので、運動しても外れないようになっています。また、頭に着けたまま髪も洗えるので、周りの人に気づかれることなく過ごせます。
そんな魅力的なウィッグですが、デメリットな面は、高額になってしまうことと、長時間使用すると蒸れてしまうことです。そして、ウィッグは長期間使えるものではなく消耗品です。やはり数年毎に一度は作り変える必要があります。また、自毛が伸びてきた場合や髪型を変えたいときは、今のウィッグに合わせてカットやパーマをするか、ウィッグを作り変える必要が出てきます。
ウィッグの地肌にあたる面には、肌に優しい素材を使っているものや風通しをよくしているものもありますが、一日中つけている場合は汗や皮脂で頭皮や髪が汚れがちになります。そのままにしていると頭皮環境を悪化させてしまいます。せっかくおしゃれを楽しむことが出来ても、抜け毛が以前より増してしまったら台無しになってしまいます。ウィッグを使用するときは、外出の時だけにするなどして長時間の使用は避けましょう。また、ウィッグはいつも清潔に保つために洗っておきます。