AGA・薄毛治療よくある質問集

髪が気になる

髪が気になる

フサフサしていたはずの髪の毛が、なぜかどんどん柔らかく細くなり、気付けば生え際や頭皮が何とも頼りない状態になってしまっている。これって噂のAGAなのか!?

もうこれ以上放置するのも危険だし、ごまかしもきかない。そんな焦りをお持ちですか?確かに、AGA・薄毛治療は早く始めた方がよいでしょう。しかし、きちんとした知識もなしに手あたり次第いいと言われるものを試すのはとても危険ですし、お金と時間の無駄にもなりかねません。焦る気持ちを抑え、まずはきちんとした知識を仕入れてみませんか。

AGAをQ&A形式で学んで行きましょう

こちらでは、分かりやすくQ&A形式で、AGA・薄毛治療の前に知っておいてほしいことを掲載しています。まずはじっくり読み込んでみてください。

そもそもAGAとは?その原因とは?

Q.そもそもAGAって何ですか?

A.AGAとは、「Androgenetic(男性ホルモンによる) Alopecia(脱毛症)」の頭文字を取った略語で、日本語では一般的に「男性型脱毛症」と呼ばれています。思春期以降、急激に増える男性ホルモンの影響により、頭頂部、前頭部などに薄毛の症状が見られたり、抜け毛が見られたりする現象を言います。特に20代後半から50代までの男性に多く見られる、じわじわと進行していく脱毛症状で、男性に見られる薄毛・脱毛症の原因のほとんどがこのAGAによるものだと言われています。

AGAを患っている方は全国に1200万人以上いるともいわれています。今の日本人の人口を考えると、20歳以上の人口のおよそ8人に1人がこの男性型脱毛症に悩まされているという計算になります。意外に身近で、深刻な問題なのです。ちなみに女性でも同じような症状が起こることがあります。

Q.AGAの原因って何ですか?

A.髪の毛や体毛など、私たちの毛には寿命があります。1つの毛根から何度も毛が生えて抜けて、を繰り返しています。これは毛周期と呼ばれ、3つの期間に別れています。まず、毛がぐんぐん成長する成長期があります。これが終わると、毛根はじわじわと小さくなり、神が抜ける準備を始めます。これが退行期と呼ばれる期間です。そして毛が抜け落ち、再び髪を生やすために毛根が力を蓄える時期、それを休止期と呼びます。通常はこのサイクルで髪がどんどん成長し、生えて行くのですが、AGAの場合、この成長期にトラブルが起こるのです。

通常この成長期と呼ばれる期間は2年から6年程度あるのですが、それが何とほんの数ヶ月から1年という驚くほど短い期間になってしまいます。そのため、髪がしっかりと成長できないまま抜け落ちていってしまうことになります。髪がだんだん細く柔らかくなっていき、脱毛してしまうのは、しっかり成長できていないままだからなんですね。

そしてその毛周期の減退の原因と言われるのが、ホルモンの変化なのです。男性らしい身体を作り上げると言われる男性ホルモン、テストステロン。これは体毛を太くし、発毛を促進する力があります。しかし、これが体内で皮脂腺や毛乳頭から分泌される酵素「5α-リダクターゼ」と結びつくとジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまうのです。

その結果、髪の成長をストップさせ、脱毛を促進してしまうようになります。これがAGAの原因です。これは発毛を促すパワーの30倍の作用があると言われ、増えれば増えるほどにどんどんAGAが進行してしまうのです。

そんなぁ

どうなったらAGAの疑いがありますか?

Q.AGAの判断基準は?

A.額の生え際が頭頂線の前方2センチを超えて後退していると、AGAと認定されます。しかし、これは額から薄毛が進行していく欧米人に合わせた基準となっています。日本人は頭頂部のみ薄毛が進行する場合もありますので、これに当てはまらなくとも「ん?」と思ったら早めにクリニック等を受診しましょう。

「何となく薄毛が進行している気がするけど、まだカウンセリングっていうほどでは・・・」という場合、どうしても躊躇してしまう場合は、まずセルフチェックを行ってください。方法は簡単です。寝起き時、そしてシャンプーの際に、恐らく抜け毛が増えていると思います。その毛をチェックしてみてください。短い毛、細い毛が多くなっていませんか?しかも根元が細くなっていませんか?

これに当てはまる毛が抜けていることが多ければ、AGAの危険大です。ヘアサイクルが乱れ、毛がしっかり成長する前に抜け落ちてしまい、薄毛になっている可能性が高くなります。AGAが進行する前に、早めにクリニックを受診しましょう。

AGA治療の費用、保険は使える?

Q.AGA治療には保険が使えますか?

A.AGAは、厚生労働省の指定する保険適用疾患の中には分類されていないので、保険適用外、いわゆる自由診療と呼ばれるものとなります。保険を使うことはできません。

治療先別の費用を細かく説明

Q.AGA治療にかかる費用はどのくらいになりますか?

A.これは受ける場所によってかなり金額が異なってきます。それぞれについてご説明をしていきます。

●AGA専門の治療院の場合
専門の治療院とは、発毛を目的とした治療を主に行う専門機関です。まず頭皮のカウンセリングから始まり、AGAの原因が遺伝子にあるかどうかをチェックするための遺伝子診断、そして1人1人の状態に合わせた治療薬の処方や頭皮への施術等、専門治療院ならではの専門性の高い薄毛の治療が行われます。

金額の目安として、初期費用が20000円から30000円。治療を続けていくとして、月額が10000円から30000円。これが相場となります。専門治療院なので、細かいチェック等があり、どうしても通院回数が多くなるので、トータルな金額的にも高めとなります。

●一般的な治療院(病院)の場合
一般的な病院でもAGA治療を受けることができます。しかし、基本的には薄毛の治療薬であるプロペシアの処方のみとなり、治療院と比較するとあまりきめ細かい診療やカウンセリングは受けることができません。その分金額は専門治療院よりも低い設定です。

金額の目安として、初期費用が12000円から15000円。治療を続けていくとして、月額が8000円から15000円。これが相場となります。処方されるものがプロペシアと決まっているので、金額は一番安く済みます。

●育毛サロンの場合
育毛サロンは医療機関ではありません。ですが、専門治療院と同じく、頭皮や髪をしっかりチェックして薄毛の原因を探り、その上で髪や頭皮に良いシャンプー、マッサージなどによって頭皮の状態を改善し、血行を促進して薄毛解消・育毛を促していきます。処方されるのは薬ではなく栄養補助食品、つまりサプリメントのようなもののみとなります。

金額の目安として、初期費用が0円から15000円。治療を続けていくとして、月額が10000円から30000円。これが相場となります。薬のように確実に効果が出るという訳ではないので、どうしても1年程度通わないと効果が出たか出ないかが分かりづらいところがあります。

この他、自分でプロペシアを個人輸入して自己治療、という方法もあります。有名な輸入代行会社であるTOPやオオサカ堂のようなところで購入します。種類やお店によって金額に差が出ますが、病院に通わず薬だけを手に入れるので、金額的には安く済みます。

治療を続けていくとして、月額が2000円から9000円程度。ただし、医療機関から処方されたものではないので、場合によっては偽物であったり、危険なものであったりするのであくまでも自己責任、というところが大きくなります。

治療薬

治療先別のケア費用を細かく説明

Q.AGA治療やケアの金額は?

A.AGA専門治療院で行われる治療には、HARG療法というものと、育毛メソセラピーというものがあります。どちらも医療行為ができるからこそ行えるものです。

●飲み薬による治療
飲み薬だけで薄毛の治療を行うと、通常は7000円から9000円程度と、1万円でお釣りがくるくらいです。最近はジェネリックが増えてきているので、そちらを選ぶとさらに金額が下がります。

ただし、治療院等で個人個人に合わせてオリジナル処方をされた飲み薬などになると価格が跳ね上がりますので、その際にはこの金額以上になり、髙ければ数万円ということもあります。

●HARG療法
頭皮に毛髪のグロースファクター(成長因子)を注入し、休止期から成長期に移行できない毛を再び蘇らせて薄毛を解消するという画期的な方法です。高い発毛率を誇っていますし、治療をストップしてもその効果が持続するというメリットがあります。この施術が行える治療院があまり多くないというのがデメリットです。

その金額を参考例として挙げると、4回60万円、6回90万円、8回が120万円となっています(出典:HARG治療センター)これは治療する範囲によっても異なるので、じっくり担当の先生と相談をしましょう。

●育毛メソセラピー
頭皮に育毛剤やビタミンなどを皮下注射で注入して薄毛対策をする、という方法です。直接注入するため、塗るだけの育毛剤などに比べると効果が期待できます。また、服用する訳ではないので、副作用が低いとも言われます。

月に1回の間隔で受け、最低半年程度続けるという仮定をすると、その費用は5万円から10万円です。開きがあるのは、各クリニックで設定が異なるからです。また、そのままだと痛みがあるため、痛みを緩和する方法などもプラスすると価格に開きが出ます。

●自毛植毛
髪が比較的多くて元気な部分、後頭部や側頭部などの毛根を採取し、薄毛になっている部分に移植するという方法です。効果は高いのですが、手術が必要となります。金額は1本当たり、で計算します。これにも開きがあり、1本につき500円から1000円、もしくはそれ以上となります。ちなみに海外では1本200円からとなりますので、まだ日本では割高だと言えます。

●スカルプケア
頭皮の血行をよくする、毛穴のつまりを取り除くなどの目的で、育毛サロン等の施術となっています。直接育毛を促進する治療と呼べるものではありませんが、頭皮マッサージや、頭皮に良いシャンプー等を使ってのケアですので、育毛効果が期待できるでしょう。サロンによって異なりますが、平均して1回あたり15000円から20000円となります。

AGA治療について知る

Q.AGAはどうやって治療する?

A.AGAを改善させるためには、DHTを発生させるもととなる5α-リダクターゼの分泌を抑制しつつ、血行を促進させて毛母細胞を活性化し、発毛を促進する必要があります。それが治療法の主流となります。

一般的には、大きく分けて2種類の治療法があります。1つは、内服薬または外用薬による治療です。内服薬であるプロペシア、外用薬であるミノキシジルを内服したり塗ったりすることで治療を行っていきます。

もう1つはグロースファクターや、発毛に有効な成分などを直接体内に注入するという治療です。種類はいくつかありますが、その中でも2006年、アメリカから輸入したHARG治療が副作用等の問題を解決している、ということで話題になっています。これは独自のHARGパウダーというカクテルを用いることになっています。

Q.AGA治療はどのくらいの期間かかりますか?

A.AGAを完治させることは少し難しいと考えていてください。そのうえで治療期間のお話をすると、これは一概には言えませんが、毛周期を考えると、本当に結果が出ているかどうかを確認するためには少なくとも数ヶ月はかかります。また、プロペシア等の飲み薬などはストップするとそこから効果が得られなくなってしまうので、効果をきちんと見るために半年は継続するといいでしょう。

また、効果が出てストップしても、経過を見ながら「またAGAが進行している」「薄毛になってきた」と思ったら治療を再開することを躊躇しない方がよいですね。

AGA専門用語について

Q.プロペシアって何ですか?

A.プロペシアとは、世界60ヶ国以上で販売されている「最強の経口育毛剤」と言われている、FDA(米食品医薬品局)認可の処方箋役です。その主成分はフィナステリドと呼ばれる抗アンドロゲン薬で、テストステロンをDHTに変換する5α-リダクターゼを阻害する働きがあります。

AGA専門治療院や一般病院で処方してもらえますが、個人輸入で購入する人もいます。現在はファイザー製薬その他からジェネリック医薬品も発売されています。

Q.ミノキシジルって何ですか?

A.ミノキシジルは、もともと血管拡張剤として開発された成分です。しかし、それが男性の薄毛に対して高い発毛効果が期待されると分かり、AGAの治療薬として使われています。内服用と外用薬とあり、外用薬は「リアップ」の名前でよく見かけているものです。

外用薬単体ではそこまでの高い効果が出ないのですが、内服タイプのもの、またはプロペシアの主成分であるフィナステリドと併用すると薄毛への相乗効果を呼ぶ、ということが明らかになっています。

まずは相談しましょう!

いかがでしたでしょうか。AGA・薄毛治療について「そうだったのか」と思うことが多かったのではないでしょうか。さまざまなクリニックで医師があなたのご質問に対して答えてくれる無料カウンセリングが行われています。まずはそういうものを利用し、自分の進行度合いがどうであるかをチェックしてみるといいですね。