市販されているものと、通販等で売られているもの、そしてクリニック等の医療機関で販売されているもの。どれもシャンプー、されどシャンプー。どんなふうに違うのでしょうか。
1.市販のシャンプーの代表は
1-1.市販品の成分をチェック!
1-2.育毛はできそう?できなそう?
2.ネットや通販で見るシャンプーは
2-1.気になる成分をチェック!
2-2.育毛はできそう?できなそう?
3.クリニックで治療に使われるシャンプーは
3-1.気になる成分をチェック!
4.3者を比較してみると・・・
成分、金額、そして使い方など、いろいろな方面から徹底チェックしてベストなものを見つけたいとあれこれやった情報をあなたにもシェアします。
市販のシャンプーの代表は
ドラッグストアなどどこでも購入できる市販の薄毛対策シャンプーと言えばサクセスやサンスタートニックなどがあります。一番安いシャンプーと比べるとどうしても高くなりますが、大体ボトルで400円から500円程度です。
市販品の成分をチェック!
その成分を見て見ると、有効成分としてはピロクトンオラミンのみ。これはフケ・かゆみを防ぐ成分として配合されているようです。実はそれ以外は特に気になる成分は入っていない様子。しかし、頭皮を保湿して柔らかく保つために天然ユーカリエキスは配合されているようです。
サンスタートニックシャンプーに関してはサイトには記載がなく・・・。ただ、毛穴の汚れをしっかり落として爽快ということがぐいぐい押し出されています。洗浄成分はポリグリセリル-4ラウリルエーテルという成分が配合されています。保湿成分も海藻エキスが配合されています。
育毛はできそう?できなそう?
どちらも育毛という観点にはなく、毛穴のつまりを取り除き、その後に使う育毛剤の浸透を助ける、という方向性のようです。
ネットや通販で見るシャンプーは
では次にスカルプDやカロヤン、ウーマなどネットを騒がせている育毛シャンプーと呼ばれているものはどうなのでしょうか。
スカルプDは、一気にお値段が跳ね上がります。ボトルで1本4000円近くになります。ウーマも4000円を超えてきますね。カロヤンは1000円前後と比較的リーズナブルになります。これ以外にも育毛シャンプーと名のつくものは星の数ほど出て来て、何を選んだらいいのか分からなくなるほどです。
気になる成分をチェック!
成分ですが、スカルプDにはふけやかゆみを防ぐピロクトンオラミンが多く配合されています。そしてニキビケアにも使われるサリチル酸、グリチルリチン酸2Kなどが入っています。しかし、育毛のための成分はイマイチ見つかりません。頭皮を整えるための保湿成分などは入っているものの、毛が生える、というようなものは入っていません。
育毛はできそう?できなそう?
これはウーマもカロヤンも似たような感じです。とにかく頭皮環境を整えるための成分てんこもり、という感じ。でも、もしAGAであれば進行が止まることはまずないだろうな、という感じです。
クリニックで治療に使われるシャンプーは
では、クリニックで提供されているものはどうなのでしょうか。金額はどれも1本3000円程度。小さいボトルなのでやや割高な感じはしますが、成分を考えると納得、という感じです。
気になる成分をチェック!
例えば、AGAスキンクリニックのオリジナルシャンプーは「Dr.BALUMO」で、主成分はケトコナゾール。これはAGAの原因物質となる男性ホルモンを阻害する働きがあり、結果として抜け毛が減ると言われています。銀クリでも同じくケトコナゾールが配合されたシャンプーが使われています。
そしてもう1つ、これもAGAスキンクリニックですが「Balumo」というシャンプー&トリートメントがあります。こちらには、高い育毛効果、脱毛抑制効果が期待されるキャピキシルが配合されています。
これはアカツメクサ花エキス、そしてアセチルテトラペプチド-3のプレミックス原料で、前者に含まれるイソフラボンの一種に男性ホルモンの抑制効果があり、後者は毛周期を整える作用があるということです。
3者を比較してみると・・・
このように、どこでも購入できる市販品、ネット販売や通販のもの、そしてクリニックで販売されているものとではかなりの差があるということが分かります。少なくとも市販品ではAGA自体を治療することはできません。頭皮の環境を整えることのみです。
従って、本気で育毛をするのであればやはりクリニックに行って、AGA治療と平行してクリニックのシャンプーを使っていく方が効果が高いと言えるでしょう。