育毛のために何かしたい、と思って探すと、いろいろな薬が出てきます。例えば薬用の育毛トニック、育毛剤、サプリメント、そして内服薬、外用薬などクリニックや病院で処方される薬です。
1.抜け毛の原因はどんなものがある?
2.抜け毛の原因がAGAである場合は?
2-1.抜け毛の原因がストレスや頭皮環境の場合は?
2-2.抜け毛の原因が病気である場合は?
3.自分がどれなのか分からない時は?
この中で本当に薬、と呼べるのは当然処方される内服薬や外用薬。処方箋が必要ということはそれだけの効果が期待できます。
でもこの薬、内服薬と外用薬ってどちらの方が高い効果があるのでしょうか。抜け毛と言えば頭皮の問題のような気もするし・・・。ということで、その症状別に効果を比較してみました。
抜け毛の原因はどんなものがある?
抜け毛・薄毛など育毛が必要な状態を引き起こされる原因はいくつかあります。1つはCMでも有名になったAGAです。これは体内でのホルモンの変化によって抜け毛が引き起こされるという一番厄介なものになります。
そしてストレス性の抜け毛、頭皮の環境が悪化するために起こる抜け毛や薄毛。これは主に頭皮環境の問題になります。ストレスによってホルモンバランスが乱れたり、血行障害などが起こることによって抜け毛・薄毛が生じます。
そしてこの他に病気によるものもあります。粉瘤のようなものが頭にできると、その部分の毛が抜けてしまい、大きなハゲになってしまう場合もあります。
抜け毛の原因がAGAである場合は?
では症状別に内服薬、外用薬のどれが効果があるかを見ていきましょう。まずAGAについてです。これはいくら頭皮の環境を整えたとしても、体内にある酵素、5αリダクターゼを阻害してやらないと抜け毛が収まることはありません。体内でどんどん脱毛を引き起こすホルモンを作り続けている限り、抜け毛は続きます。
この場合は内服薬が一番効果を発揮してくれます。酵素の働きを阻害することにより、体内で脱毛ホルモンが作りだされることはストップされるからです。まず内服薬で対処することが何よりも大切になります。
抜け毛の原因がストレスや頭皮環境の場合は?
そしてストレス性や頭皮環境の悪化による抜け毛・薄毛の場合。この場合は頭皮の血行が悪くなり、丈夫な毛が育たないようになってしまっています。そのため、頭皮の環境を整えてやると抜け毛がストップし、発毛してくることが多いようです。
この場合いくら内服薬を飲んでも効果が得られません。それよりもむしろストレス解消のために軽いスポーツをしたり、カラオケに行って思いっきり歌ったりする方が効果が高くなるでしょう。
また、喫煙をしている人、寝不足の人であれば、それも血行不良、栄養不良を引き起こす原因になってしまいます。この原因を取り除く方が薬を飲むよりも効果が出るでしょう。
抜け毛の原因が病気である場合は?
そして病気によるもの。これは間違いなく薬が有効です。しかしAGAのための内服薬ではなく、病院に行き、診察してもらって処方してもらう薬です。特に粉瘤であればそのまま消滅する、ということはありません。大半が手術になってしまいます。
ですから、何かおかしい、と思ったら早いうちにきちんと病院に行くことをお勧めします。大きなニキビのようなものが頭にできている、と感じたらすぐに病院で診てもらい、早めに手術をしてもらいましょう。手術跡には毛が生えないというのはよく分かっていると思いますので、できるだけ傷が小さくなるように努力しましょう。
自分がどれなのか分からない時は?
このように、症状や状態によって内服薬の方が効果がある場合と外用薬の方が効果がある場合、そしてどちらも効果がない、という場合があります。自分ではなかなか判断しにくいと思いますので、気になるのであればクリニックのHP等に多くあるAGAチェックをしてみるといいでしょう。こちらからも確認することができます。
これでAGAに当てはまらない、という時は皮膚科を受診してみてください。ストレス性か病気なのかの診断をきちんと出してもらえるはずです。自己判断でいろいろなタイミングを逃さないようにしましょう。