健康のためには毎日の食事がとても大切です。私たちの身体を作るのは、何と言っても結局口にしたものなのですから。栄養失調のように、食べ物が病気を左右することもあるくらいです。
1.元気な髪を作るには?
1-1.血液と血管を作るには?
1-2.血行促進をするためには?
2.AGA対策のための食事と言えば?
2-1.和洋中、育毛に一番いいのは?
2-2.その他ってどうなの?
3.治療中でも食事を見直して相乗効果を
もちろん髪の健康にも、食事は大きく影響してきます。強く健やかな髪を育てるには、どんな食事をしたらいいのでしょうか。必要な栄養成分なども検証しながら、和洋中、どれが一番育毛のために良いのかを見ていきましょう。
元気な髪を作るには?
健やかな髪の成長のために必要なものと言えば良質のたんぱく質です。魚や肉、そして大豆製品に含まれるたんぱく質は髪のもとになる大切な原材料。これが不足すると髪はもちろんのこと、爪や皮膚も弱ってしまいます。
頭皮も皮膚ですから、髪のための環境を整えるためにはこのたんぱく質というのが必要不可欠ということになります。たんぱく質は不足する部分に優先的に使われるので、全部を健やかに保つためにはしっかりと摂らなければいけないんですね。
血液と血管を作るには?
そして栄養成分を身体の隅々まで行きわたらせるためには血液と強い血管が必要となります。これに欠かせないのがやはりたんぱく質、そして血液を作る鉄分です。鉄が足りないと貧血になってしまい、栄養が届きにくくなります。
鉄分はひじきなどの海藻やレバー、ほうれん草などに多く含まれています。油分と組み合わせることで吸収が良くなるので、炒め物などにして食事に添えると効果が高まります。
血行促進をするためには?
また、身体を温めその血行を促進する成分と言えば、しょうがやトウガラシなどが有名です。しょうがは身体を温めるもの、そして風味を添えるものとしてお肉や野菜の料理に簡単に取り入れることができます。
唐辛子は一味唐辛子や七味として一振りすることで簡単に食事に添えることができるようになっています。これらを意識して食事に取り入れることにより、身体の温め、そして血行促進が見込まれるようになるのです。
AGA対策のための食事と言えば?
通常の育毛であれば、規則正しい食生活の中でもこれらを意識するだけでかなり変わっていくのですが、薄毛の男性の多くが悩まされているAGA、そして女性も悩まされることのあるFAGAはこれだけでは効果を得るのは難しくなります。
そこで登場するのがその原因となる5αリダクターゼを阻害する働きがある亜鉛を多く含む牡蠣やうなぎ、松の実やくるみなどのナッツ類です。その他、リモネンを含む柑橘類、そしてカテキンを含むお茶なども効果がある食べ物として挙げられます。
和洋中、育毛に一番いいのは?
これらを総合して考え合わせていくと、どうも和食が一番育毛のために理想的な環境を作り上げてくれることになりそうです。和食は魚と大豆製品、野菜がメインとなっています。よく旅館等で出て来る朝食を思い出してみるとよく分かります。
ごはん、豆腐とわかめ、油揚げのお味噌汁、冷ややっこ、わかめと野菜の酢の物、鮭などの魚の切り身、卵焼き、海苔、そしておしんこ・・・。大豆製品に海藻、そして良質のたんぱく質がたっぷりですよね。ほうれんそうの胡麻和えなどもよく添えられることを考えると、まさに育毛のための食事と言えそうです。
洋食はどちらかというと動物性のたんぱく質が使われていることが多くなります。濃厚ですが、その分油分も高くなるものが多いのが気になります。皮脂が多い人は頭皮の毛穴も詰まらせてしまう可能性がありますね・・・。
その他ってどうなの?
中華料理も、日本で有名なものはどうしても揚げてあるものが多くなります。本場はまた違うのでしょうが、中華のもとを使う物やお惣菜については少し避けた方がよさそうです。
治療中でも食事を見直して相乗効果を
何でもバランスよく、が一番ですが、育毛のことを考えると食事は和食をメインにしていく方がお勧めです。実際にAGA治療をしていてもこれは相乗効果を発揮してくれますので、今からでも是非取り入れてください。