毛を育てるのが育毛、毛を生み出すのが発毛です。普通の人であれば、発毛も育毛も勝手に体がやってくれています。しかし、AGA、または何らかの原因で抜け毛が増え、薄毛になっている人はそうではありません。
周りを見回せば、育毛なんたら、発毛なんたらっていろんなところにありますが、どれもパッと見似たり寄ったり・・・。その成分をパッと見てもよく分かりません。どの成分が育毛、そして発毛に効果を発揮するのでしょうか。
育毛のしくみとは?
まず育毛の仕組みというものを見ていきましょう。育毛は、毛を育てていくということです。毛根から生えた毛を太く長く育てていくためには、いくつかの条件があります。まず、栄養がたっぷりあることです。髪のもととなるのはたんぱく質。このたんぱく質がたっぷりないと、髪のもとがないので良い髪が育たないのです。
また、その土台である頭皮環境を整える必要もあります。そのために必要なのが、頭皮に栄養を運ぶ血液です。毛細血管のすみずみまで栄養と酸素が行きわたることにより、頭皮は健やかに保たれるのです。頭皮が柔らかく健やかであれば、毛穴が詰まることもありません。結果として太い髪の毛がすっと伸びやすくなるのです。
そのために欠かせない成分と言えば、血行促進効果のあるもの、そして頭皮のトラブルを防ぐものになります。また、頭皮は皮膚と同じ。しっかり保湿してあげるといつまでも若々しい状態を保つことができますので、保湿成分も欠かせません。
効果がある成分って何?
これらをクリアするのが育毛スプレー等に入っているグリチルリチン酸2Kやヒアルロン酸等の保湿成分になります。また、メソセラピー等でも注目されている成長因子も細胞分裂、細胞増殖をサポートして育毛をしてくれます。この他それぞれの育毛剤に、オリジナリティあふれる育毛成分が配合されています。
発毛のしくみとは?
そして発毛です。発毛は、今現在眠っている毛根から毛を生やす、というもの。何もないところから毛は生えませんので、毛根があることが必須条件になります。AGAは毛が長く太く伸びないまま抜けていくようにしてしまうため、短いサイクルで発毛を繰り返すため、早々に毛根の寿命が来てしまうのです。
その結果、髪が生えなくなってしまう、という現象が起こります。そのため、早めに毛根の無駄な分裂を防ぎ、一度生えてきた毛を長く太く育てる必要があるのです。だからこそAGAによる抜け毛を防いでいくことが大事になるのです。
ですから、発毛とこのAGA対策というのは同時に行っていかなければあまり意味がない、と考えてください。そこでぜひ、外用薬だけに頼らず内服薬を使用することも考えてください。それによって相乗効果、というものを期待することもできるからです。
効果がある成分って何?
外用薬で発毛に効果を発揮する成分といえば、育毛同様に成長因子が上げられます。また、リアップに代表される発毛剤に含まれているミノキシジルも高い効果を発揮してくれます。これはもともと血圧のお薬として開発されたのですが、高い発毛効果がある、ということで外用薬に使用されています。
両方を簡単に得る方法は?
育毛と発毛、両方に効果を発揮してくれる外用薬をお探しであれば市販品を探すよりもAGA治療をしているクリニックに行って相談するのがベストです。市販品には入っていない成分が配合されていますし、また、処方しているそのクリニックオリジナルの内服薬との組み合わせによって相乗効果が得られるものも多々あります。
本気で育毛・発毛を目指そうと思うのであれば、「餅は餅屋」です。一生懸命外用薬に関する成分を覚えて、パッケージの裏とにらめっこするくらいならば、思い切ってプロにまるっとお任せしてしまいましょう。誰よりも早く育毛・発毛効果を得ることができますよ!