毛髪嚢腫という恐ろしい病気を知っているだろうか。字からするに頭にできるできものだろ、と思う人は多いだろう。実際その通りなのだけれども。
1.毛髪嚢腫っていったい何だ?
1-1.毛髪嚢腫の恐ろしい点とは?
1-2.なりやすい人の条件とは?
2.予防ってできるの?どうなの?
3.一番確実な対処法とは!
3-1.まとめ・・・とりえず常に注意を
でも、できもの=ニキビみたいなもの、と侮ってはいけない。放置するととんでもないことになってしまうのだ!ハゲるぞ、諸君!
毛髪嚢腫っていったい何だ?
毛髪嚢腫とは、ということなのだけれど、これは呼び名がいっぱいあってちょっと難しい・・・。外毛根鞘嚢腫(がいもうこんしょうのうしゅ)とも言われ、頭皮によく出て来るものらしい。
ニキビみたいにてっぺんに黒い穴等、中の膿や脂肪を出すものができないので、正直できてしまったら自分ではどうしようもない。しかも半円状に大きく膨れあがるという。日本人だと単発なんだけど、白人だと大量にできるんだってさ。
世の中では粉瘤と呼ばれるものの仲間。皮膚の下に袋状の嚢腫ができてしまい、しかもその中に本当なら新陳代謝ではがれ落ちるはずの角質とか皮脂が溜め込まれていくから、放置するとどんどん成長。ちょちょ、怖い怖い。下手すると数センチにもなるらしい。そして何より恐ろしいのは、そうなるとその部分に毛が生えなくなることなのだ!
つまるところ、リアルカッパになってしまう。手術してもどうしても手術跡なんかは残るし、そこには当然のことながら毛が生えない。そうなると本気でピンチだと思わないか?もしも頭頂部にできたら、取り除いたとしても丸い円状に手術跡が残るかもしれないんだぞぉぉぉ。
毛髪嚢腫の恐ろしい点とは?
引用元:皮膚科Q&A https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q02.html
そしてもう1つこの毛髪嚢腫には怖い点がある。どんどん溜め込まれていった中身が膿となり、出てきた際に強烈なにおいを放つことがある、ということ。他の部分にできるのと違い、これは硬くて中身が出にくいらしいが、それでも何かの拍子に出て来た時には大変だ。そうなる前に何とか早く取り除きたいし、そもそもできないようにしたいものである。
なりやすい人の条件とは?
毛髪嚢腫、いわゆる粉瘤ができやすい人や状況はどんなものだろうか。まず、外部から圧迫が加わりやすいことである。だから、常にヘルメットや帽子などを被っている人は比較的なりやすいのかもしれない。魚の目やタコができるのと同じ感じ。
そして免疫力が低下しているとまたなりやすい。タバコによるものが大きいと考えられているので、愛煙家は毛髪嚢腫に関しては気を付けた方がいい、ということだろう。その他ずっと薬を飲んでいて免疫力が下がっている自覚がある、という人はことさら気を付けた方がいいのかもしれない。
そしてストレス。これも大きな要因である。ストレスはタバコ同様免疫力を低下させてしまう。自律神経が乱れてしまうからだ。そんな状態の時に頭に毛髪嚢腫ができてハゲてきたらと思うとさらにストレスがたまってしまいそう・・・。
予防ってできるの?どうなの?
さて、ではこれ、どうしたら予防できるのかと言うと、実は予防法がないらしい。ニキビであれば肌の手入れをしっかりしておけばいいけれど、内側にできてしまうものなので予防のしようがないのである。
一番確実な対処法とは!
とにかく小さいうちに早々に取り除くことが大事。これは自然治癒というものはないので、どんな小さなものでも手術で取り除く。手術ができる皮膚科に行けばすぐにやってくれるので、何か違和感があったら即行った方がいい。炎症を起こすともっと怖いので、頭皮マッサージ等をしつつ常にチェックしておくことを強くお勧めしたい。
まとめ・・・とりえず常に注意を
いかがだっただろうか。恐ろしい毛髪嚢腫。特に画像を見ると本気で震えあがってしまう・・・。頭部に手術跡は確実に毛が生えなくなってしまうのが分かるがゆえに、できる限り早く対応できるようにしておきたいものである。頭皮環境が悪くならないようにケアしながら、常に頭皮の状態を確認しておくことで大きくなる前に気づけるのでそれが得策。