毛髪培養でハゲが治る・・・?

育てよう

IPS細胞と言えば、とにかくスゲーと言われる細胞。いろんなものになってくれる可能性を秘めた神のようなものなのだ。

そしてこのIPS細胞がハゲ・薄毛の救世主になってくれる、というニュースがかなりの勢いで流れたらしい(当時管理人知らず・・・)

でも、ノーベル賞をとったような細胞が民間のもとにやってくるのはまだまだ先だろうと思っていた・・・のに!資生堂がどうも研究を始めたらしい。資生堂って化粧品のメーカー、つまり庶民のミカタ。毛髪培養ってすごい!

毛髪培養、何がどうすごい?

すごいけど、それって一体どんなことをするんだ?そしてなぜそれがハゲの救世主になり得るのだ?どういう原理・・・悩みが尽きなくなってきたので、ちょっとだけ必死になって検証してみた。

毛髪培養と言っても、その言葉自体がまだあまり知られていない。でもまあ、簡単に言えば毛を生やしてくれる毛包を人工的に作りだし、これを毛が抜けちゃったところに移植して毛を生やす、というもの。なるほどでしょ。植毛と同じようなもの。だから拒否反応さえ起らなければそこからどんどん毛が生えていくのだ。

その結果、薄毛や脱毛症への効果が絶大。病気で脱毛しちゃった人にも適用できるらしい。さすが、ノーベル賞細胞さんである。

それってすぐに出回るのかな?

ただし、まだまだ大学病院とか規模の大きい所でのみ行われている感じ。資生堂も大手だからこそ、素晴らしい研究所があり、そこで培養されているようだ。実用化される予定とはいえ、恐らくとんでもない金額などがかかるのではないかと推測。

調べてみると、実際に実用化されるのは10年後くらいではないか、という話。マウスや猿などでいくら結果が出ても人間で結果を出せないと意味がない。それも臨床実験なるものも数年必要になるため、どうしても早くても4、5年はかかりそう・・・。

それに加えて、日本ではいろんな認可が下りるのが比較的遅い。検査が厳しいと言えばそうで、安全性も高くなる分いいのだろうけど、とにかく手に入らない日々が長くなるのは間違いないだろう・・・。

そして何より、絶対高い。だって大学病院での研究だもん。それに基本的に新しいものは高い。iPhoneだって最初は馬鹿高かった。パソコンだってそうだ。研究がしっかりなされていて、使い勝手が良いものは最初は高い。それでも買う人は買うんだけど・・・。



待つ方がいい?他の手を打つ?

このような感じで、まだ私たち一般人の育毛に毛髪培養の恩恵が届くのは先のようである。そうこうしているうちに毛根が力尽きそうな気もする。もちろん待ってなんかいられない。ということで、それよりも何よりも早く、クリニックでの治療を開始することを強くお勧め。

確かにもう毛根がなくなっている部分に毛を生やすことはできないけれど、進行をストップさせることはできる。プロペシアの主成分フィナステリド、ザガーロの主成分デュタステリドは5αリダクターゼを阻害し、抜け毛を減少させてくれる。これ以上脱毛ホルモンが体内で生成されるのも防いでくれるのだ。

しかも最近ではジェネリックが登場し、かなりお安くハゲ治療ができるようになってきた。毎月数千円下がれば大きな差が出来て来るはず。効果は一緒なら、とりあえずジェネリックを使ってみるのもよし!

そして外用薬として期待できるミノキシジルは、血行を促進し、髪を元気にし、発毛を助けてくれるのだ。そして基本金額20万円、本気で毛を生やすには70から100万円かかっちゃうぞ、な育毛でも、多分まだ毛髪培養よりは安いはず。

ただ待つよりも、行動しながら待とう!

ただただ待っていてはどんどん毛がお亡くなりになってしまう。それよりも今できることからスタートした方が無難なはず。資生堂から発売されるのを待つよりも先にクリニックへGOなのだ!そうすれば、毛髪培養がメジャーになったころにはすでにフサフサに戻れているかもしれない・・・ふふふ・・・。