薄毛を治す、AGAの飲み薬について

いろんな薬

薄毛対策で自宅でできるものとしは、育毛剤や育毛シャンプー、サプリメントなどがあります。薄毛に効く飲み薬なら、フィナステリドを思いつくと思います。頭皮に直接塗る薬としてはミノキシジルがありますが、実は飲むタイプも存在します。ミノキシジルのタブレットでは、どんな作用や副作用があるのでしょうか。

1.ミノキシジルタブレット

「ミノキシジルの塗布薬と内服薬」
薄毛の治療薬には、フィナステリドとミノキシジルがあります。ミノキシジルは塗布薬として一般には使用していますが、一部の病院やネットではミノキシジルの飲み薬が処方されています。このミノキシジルは、もともとは高血圧の治療薬として発売され、副作用として多毛症を発症することから、AGA治療薬として使われるようになりました。従って、副作用としての血圧低下は当然の作用であり、低血圧の人は特に注意が必要です。

また、通常の人でも就寝前には血圧が下がる傾向があるため注意が必要です。

1-1.ミノキシジルタブレットの効果について

「ミノキシジルタブレットは全身に影響する」
直接飲むミノキシジルタブレットは、頭皮に塗るタイプより発毛効果があります。その反面、血管を通して薬が全身に届くので副作用の心配が大きくなります。通常の塗るミノキシジルでは効果が出ない人は、ミノキシジルタブレットを服用することを検討されると思いますが、副作用を考えて、また医師と十分に相談し慎重に服用するべきです。

1-2.ミノキシジルタブレットの副作用について

ミノキシジルは女性にも使えますが、タブレットについては注意が必要です。
<多毛の症状について>
男性は気が付きにくいですが、女性では症状を訴える人が少なくありません。ミノキシジルはフィナステリドと違い、女性にも使用できます。ですが、ミノキシジルを長期間服用した場合、副作用として全身の多毛や濃い毛が生えてくる場合があります。頭髪以外の毛が濃くなるということで加齢による女性ホルモンの減少のせいだと思い、副作用だと気が付かないで服用を続けて、脱毛治療に病院を訪れる人もいるようです。副作用であることに気づき、服用を中止すれば症状は改善されます。

ミノキシジルタブレットの服用によって起こりうる、その他の副作用
<頭痛、めまい、動悸や息切れ>
血管拡張作用により低血圧になるために心臓の働きが過剰になって起こります。
<皮膚の潮紅>
血管拡張作用により毛細血管が開くことで顔が赤く見えます。
<ED(勃起不全)・性欲減退>
精神的な作用が多いと思われます。
<血圧低下>
低血圧の人は、さらに血圧を下げてしまうため危険です。各臓器への血流量が低下し、機能低下を生じる恐れがあります。
<初期脱毛>
服用開始時期に、一時的に毛髪が抜ける症状です。ヘアサイクルが正常化するサインだと思われます。
<副作用が出やすくなる条件>
他の薬との併用には気を付けます。風邪などで受診するときには、ミノキシジルを服用している旨を告げて受診するようにします。

ミノキシジルを服用したすべての人に副作用が起こるわけではありませんが、服用することのデメリットもよく考慮すべきです。今はネットでなんでも手に入る時代ですが、簡単な問診だけで処方箋を出す病院も存在します。様々な情報も飛び交い、どれが正しい情報なのか見つけることも難しいです。心配なこと気になることは自分で調べるしかないのかも知れませんが、信頼できる病院やクリニックを、まずは見つけることが第一歩だと思います。