薄毛対策は頭皮を叩いて刺激?

痛いな

薄毛が気になるなら、頭皮を刺激しろ!何だかよく聞いた言葉ですよね。筆者も幼いころにそんな話を聞いて、当時からすでにてっぺんが心もとなかった父親の前で頭皮を叩く真似をした記憶があります。(お父さんゴメンナサイ)

ちなみに筆者は贅肉も叩いて刺激するとなくなる、という話を年の離れた兄から聞いて、一生懸命あごの下をペチペチした記憶もあります。叩くという方法は、とても手軽で、かつ効果がありそうな気がする行為ですよね。

薄毛対策は頭皮を叩け?

薄毛対策は頭皮を叩いて刺激しろ。それって本当に効果があるのでしょうか。実際にそれを信じて頑張った、という人にその結果、聞いてみました。

まずどのように叩いて刺激したのか、というところから詳しくレポートしたいと思います。筆者の知人Aさん(当時の上司)、単身赴任中。安売りの日には朝食に欠かせないわかめと納豆を必ず購入する人でした。その人は、常日頃から頭皮を叩いて刺激すると薄毛が治る、というのを信じて頑張っていました。

薄毛対策に頭皮を叩いた、そのやり方

薄毛専用のブラシを購入し、常に頭皮をペチペチどころかガシガシ叩いていたように思います。叩けば叩くほど血行が促進されるんだよ!ということでした。「そんなに叩いたら痛いだろうに・・・」と思いながら見ていたのですが、どうしても気になって聞いてみました。

すると「そうなんだよ、叩きすぎると血が出るんだよ」いや、血が出たらだめでしょう、といさめるも聞かず。「叩けば薄毛は治るはずなんだよ!」とまるで何かの宗教のようにひたすら叩き続ける上司を見て何だか悲しくなったのを覚えています。

それから数年・・・上司の薄毛はどんどん進行中。叩くのさえも止め、すでに悟りの境地に入っているようです。そう、叩いて刺激しろ、を信じてやった結果、血は出るわ、薄毛は進行するわでまさに踏んだり蹴ったりだったのです。

実はやっちゃダメ?頭皮を叩くこと

実は、この「血が出るまで叩く」という行為は、逆に薄毛を進行させちゃうやり方だったんですね。強い刺激に耐えた強い髪の毛が生えて来る、なんていうことはまずありません。逆に頭皮を傷つけ、そこに細菌が繁殖しやすくなります。

そうなると、薄毛対策どころか、頭皮にトラブルが続出。かゆみや痛みなどが起こりやすくなります。そしてその結果、さらに髪の毛の成長が悪くなったり、抜け落ちるようになったりしてしまうのです。

頭皮を叩くとこんな恐ろしいことが・・・

また、叩くことで皮下組織が破壊されます。ニキビ跡がクレーターになっているのを思い出してください。あれは皮下組織が破壊されて跡が残ってしまったものです。一度破壊されたものは、なかなか元には戻りません。

もちろん髪の毛も生えませんし、そこに薄毛対策をいくらやっても思ったような効果が出ないという悲劇を巻き起こすこともあるのです。そうです、叩くという行為は、確実に薄毛を進行させる自殺行為、だったんですね。

正しいマッサージで薄毛対策を

もし今あなたが頭皮を叩いているとしたら、今すぐにやめてください。代わりに頭皮マッサージをしましょう。爪を立てず、指の腹でしっかりと血行を促進してください。正しいマッサージの仕方はクリニック等でも教えてくれますし、インターネットを検索しても出て来ます。

正しい頭皮マッサージは、立派な薄毛対策になります。注意点としては、決して頭皮を爪や硬いブラシなどで刺激しないこと、傷をつけるような行為はしないことです。このような点に気を付けてやれば、頭皮をブラシで叩くよりもよほど良い効果が出ます。

今まで長いこと頭皮を叩いてきた、という人は、薄毛治療を専門にしているクリニックで一度相談してみるといいでしょう。そして是非、ちゃんと薄毛対策になる方法を知識として仕入れて実行するようにしてください。頭皮が落ち着いたら、aga治療のようにプロの手を借りるのもいいですね。