ワックスは薄毛には悪い?

スタイリング剤

スタイリングの際に、整髪料やワックス、ヘアスプレーを使っている人は実際に多いと思います。その中でも、髪を束ねたり、はねさせたりするのにワックスは便利です。馴染の強いワックスですが、薄毛だと特に頭皮や髪への影響は気になると思います。ですが、ワックスを使うと本当に髪が弱ったり、頭皮にまでも影響があるのでしょうか。

1.ワックスは薄毛に影響する?

ワックスは頭皮に良くない、使うと抜け毛が増える、と思っている人も多いでしょう。反対に、そんなに影響あるの?と思う人も少なくないと思います。ヘアワックスは髪や頭皮にどれだけ影響があるのか、本当のところを探っていきましょう。

1-1.毛穴を詰まらせる

整髪料を使うとき、髪だけでなく頭皮にまでつけてしまう場合があります。頭皮に整髪料が付いたままでいると、かゆみを起こしたりします。整髪料がついた毛先が皮膚にあたったりしても、赤くなることもあります。

また、毛穴を詰まらせる原因となって毛根にいく栄養や酸素が妨げられて、髪の成長が止まったり、発毛のサイクルが乱れて抜け毛を引き起こします。

1-2.髪を弱らせる

整髪料の成分の中には界面活性剤があります。この界面活性剤はタンパク質を変化させる働きがあり、髪に悪影響を及ぼす恐れがあります。ですが、髪の細胞はすでに死んでいるので、あまり影響はないように思えます。ただ、毛穴に入り込んでしまった場合は、髪を作る毛母細胞の働きを弱めてしまうので、髪の成長を妨げることがあります。

1-3.髪を洗いすぎる

ワックスを使った場合、洗い落とそうとしてもなかなか落ちなかったりします。その結果、必要以上に洗ってしまうことになります。一度のシャンプーで髪に付着したワックスを落とせなかったからと言って、二度三度と洗うと必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮は無防備状態になって、薄毛を進行させてしまう結果になります。

2.ワックスを使いたいとき

では、ヘアワックスを使うときに気を付けることは何でしょうか。

2-1.髪につけること

ワックスを使うときは、毛先につけるようにします。他の整髪料やヘアスプレーを使用したときも、地肌や髪の根元につかないように気を付けます。

2-2.髪を洗いすぎないこと

ワックスを落とすためでも、洗いすぎは厳禁です。まずは、シャワーでよく落とすようにします。泡立てたシャンプー剤でワックスを付けた部分だけにつけて洗います。シャワーで良く洗い流した後、全体を洗います。頭皮へのシャンプーは、1回だけすることがポイントです。

また、シャンプーは夜寝る前に行いましょう。ワックスや整髪料をつけたまま寝てしまうことのないようにします。夜10時から2時の間は、成長ホルモンが活発化します。髪の補修や成長がなされるのも、この時間です。ワックスや整髪料で、髪の成長を妨げないようにしましょう。

2-3.まとめ

ワックスはたくさんの種類がありますが、どのワックスも成分に違いはさほどなく、「界面活性剤」が髪や頭皮に悪いようです。髪自体にはあまり影響がないようですが、ワックスが地肌についてしまったりすると抜け毛が増える環境を作ってしまいます。ワックスを使ったら、必ず夜寝る前にはワックスを落とすようにします。

薄毛が気になるからと言って、整髪料を一切使わないのも良いですが、髪をセットすることも身だしなみの一つと思います。ワックスも使い方に気を付ければ、あまり抜け毛を気にすることもないのではないでしょうか。